毎年このシーズンは、相愛大学の音楽療法科の学生がオリーブの園へ実習に訪れます。 今年はお天気にも恵まれ、バラ園を散策したり 喫茶店でお茶したり、グループホームの利用者さまにとっても、特別な1週間となりました。気分もハレます。
学生さんにとっては、外出先での車椅子体験や 日常と違う表情や会話から利用者さまの事をよりよく知ること、共に楽しむことができました。
たくさんの種類のバラには、それぞれ名前がついていて、「エーデルワイス」「マリア カラス」といった名前から 歌を口ずさみながらの散歩となりました。 目に輝く緑の芝生をみると、思わず「緑のそよ風」という懐かしい歌を歌う方もありました。 日頃から 様々な歌を一緒に歌っていますが、ふとした時に 音楽を思い出してくださる姿に 嬉しくなります。
実習中には、介護予防教室の皆さんと一緒にヨガを体験したり、音楽レクを担当したり。思い通りにいかないこと 困ったことも たくさん経験しました。 「最初は会話に困ったけど、会話出来るようになり、利用者さんから色々と教えてもらえた。」 「自分の目標が達成でき、実のある実習ができた。」 「対象者の事を理解できた。もっと学ばないとと思った」 と 振り返ってくれました。 「毎年、この実習が終わると学生たちの 顔つきが変わり、少し大人になって戻ってきます。」と 大学の先生。 こちらも、学生さんたちの将来に活かしてもらえるよう願っています。